若者らしき五感豊かな内装が並ぶ座敷

「こういう客間は、T・M自ら使ってるの?」
 何とかしてT・Mとの距離を縮める結果、私は初っ端から思い切って愛称で呼んでみた。
「そうです。良かったら、上がって下さい」
 無表情でリズムの薄い、まったく棒読みのようなT・Mの返事は個性だった。
 私はT・Mに促されるとおり、そそくさと靴を脱いで内部へ入ると、そこには漫画マガジンで埋め尽くされた平穏な本棚とその上にはガンダムの形が所狭しと並んでいる。私も親しんです曲目も所々に散見されるCDラック、クローゼット、ローラー添付のハンガー賭博に無数に吊るされた色とりどりのカジュアルな被服の諸々と、スマフォも抜き差しできるのだろうか、見るからにナンバーが張りそうなCDコンポと客間の中央には証明のような炬燵がいる。今時のティーンエージャーらしき、補欠カルチャーに塗れた客間です。太い押入れのドアには生れつき樹木をカットして作られたいびつなノブが取り付けられていた。ベルタプエラリア